ヴェルメンティーノ(ロール)
3 個
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イタリアが中心的な栽培地で、フランスではロールとも呼ばれるヴェルメンティーノ。地中海沿岸地域が大好きなこの品種は、たっぷりの太陽がないとうまく育たない特徴があります。
その起源がいまだわからない品種の1つで、ギリシャ発祥説とマデイラ島発祥の2つの説にわかれています。コルシカ島を中心に、サルデーニャ島、リグーリア州やトスカーナ州などのイタリアとフランスはプロヴァンス地方、ラングドック=ルーション地方で栽培されています。
ヨーロッパの他の国々では、干しぶどうにするためにこの品種を育てている国もあります。
太陽の光がたっぷりで、暑く、乾燥した痩せた土地を好みます。晩生であることも暖かさが重要になってくる要因です。
樹勢は強いですが、風に弱いのが特徴的です。うどんこ病に弱いので注意が必要です。収量は常に安定しています。
房は中程度から大きめで、実の大きさも中くらいです。皮の色は薄い緑から、過度に熟すると赤みがかってきます。
ヴェルメンティーノ単体の場合、軽やかでありながらコクもある味わいに仕上がります。りんごやアーモンド、さんざし、洋梨やパイナップルのような香りが感じられます。
ヴェルメンティーノ自体は、やや酸味に欠けるので、ユニブランやサンソー、グルナッシュブランなどとブレンドされることで、爽やかさが補われます。一方でヴェルメンティーノはブレンドする別の品種に特徴的な香りや味わいで、そのワインにしかない特徴や個性をつくりあげるのに役立ちます。
魚介類は、生でもグリルしたものでも良く合います。ヴェルメンティーノ単体のワインの場合は、オリーブオイルを加えることでより相性が良くなります。鶏肉のグリルやソテーもぴったりです。地中海の要素を加えた(オリーブオイル、トマト、ハーブ、ニンニクなど)料理との相性は抜群です。